検査の精度管理(検査精度を一定に保つため)の向上、診断精度を高めるために、常に新しい検査方法や試薬、検査機器を検討し、技術・知識を習得する必要があります。
そこで当研究所では、検査が終了した検体(残余検体)を使用して、検査精度、検査方法などを評価しています。また、検査精度の確認のため、要請が疑われる検体については、国立感染症研究所での遺伝子配列検査を行っています。
残余検体の使用については、「臨床検査を終了した検体の業務、教育、研究のための使用について―日本臨床検査医学会の見解―」(平成21年12月理事会承認)を遵守いたします。残余検体の再利用に当っては、以下の点を遵守し行っております。再利用にご承諾いただけないお客様は、お手数ですが検査依頼時に担当者までお申し出ください。
対象
検査が施行された後の残余検体の一部を対象といたします。
方法
個体情報を排除して、別の番号で連結不可能匿化し使用します。
倫理的配慮について
研究は検査後の廃棄予定残余検体を使用するため、商品等に直接影響を及ぼすことはありません。また、採取者、場所等情報はすべて匿名化されます。研究成果は環境問題の解決や、医学の発展のために学会や論文などで発表させていただくことはありますが、その際も個体、個人が特定される情報は全て削除いたします。再利用につきましてご承諾いただけない場合においても、お取引に影響いたしませんし、不利益を受けることはありません。